タブレットと閉域網で、
営農指導のDXを推進。
- 株式会社宮崎県農協情報センター
- 業種:情報通信業
- 従業員規模:1名~50名
-
地域:宮崎県
- 導入サービス:タブレット、Google Workspace、KDDI Wide Area Virtual Switch、KDDI Flex Remote Access、KDDI Smart Mobile Safety Manager
2025年04月18日
JAみやざきの情報システム部門を担い、各種業務用システムや農家・組合員向けの情報提供システムの企画・開発・運用を行っている宮崎県農協情報センター様。農協業務のDX推進に取り組み、その一環として、営農指導員の業務を効率化する農家経営支援システムを開発。タブレットや「KDDI Wide Area Virtual Switch」(以下、KDDI WVS)を用いて、外出先でも営農指導に必要な情報にセキュアにアクセスできる環境を構築した。さらに、「Google Workspace」も導入して利便性を拡大。従来のように重い資料を持ち歩く必要がなくなり、営農指導員の負担を軽減するとともに、サービス品質の向上にもつなげている。
導入の狙い
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モバイルでの農家経営支援システムの利用環境構築、営農支援のペーパーレス化 |
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導入サービス
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タブレット、Google Workspace、KDDI Wide Area Virtual Switch、KDDI Flex Remote Access、KDDI Smart Mobile Safety Manager |
導入の効果
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営農指導員の業務効率化と負担軽減、組合員への提供サービスの向上 |
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営農指導員を支援する、情報共有システムを構築したかった

農家経営支援システムは、社内サーバーで管理している組合員の栽培・出荷・資材購入の履歴などを外出先から閲覧可能にし、営農指導を支援するためのシステムだ。セキュリティの確保には「KDDI WVS」と「KDDI Flex Remote Access」(以下FRE)を活用し、セキュアなリモートアクセス環境を構築。利用端末には、圃場などでも使いやすいタブレットを選択した。しかし、当初使用していた他社のタブレットは使い勝手が悪く、なかなか現場に浸透しなかったという。黒木様は「せっかくシステムを構築したものの、利用が広がらなかったためKDDI まとめてオフィスに相談したところ、コスト面はもちろん、故障時の対応なども充実したプランを提案してもらったため、タブレットもKDDI まとめてオフィスに全面的にお任せすることにしました。新しいタブレットは軽量で使いやすく、営農指導員に好評でシステムの利用も拡大。運用開始後のサポートも手厚く、安心して活用できています」と話す。
タブレットで業務負担を軽減、サービス品質も向上

タブレットと農家経営支援システムの活用によって、営農指導員の業務を大幅に効率化できた。巣山様は「訪問先の組合員さんが、昨年どんな農薬をいつ頃、どのくらい購入したか、履歴情報をタブレットで確認できるので的確な指導やタイムリーな農業資材の販売に役立てることができています。また、宮崎県経済農業協同組合連合会※が発行している農薬や肥料、種籾などに関するハンドブックをGoogle ドライブで共有することで、重いハンドブックを持ち歩いたり、訪問前に必要な資料をプリントする手間がなくなりました。これによって、営農指導員の負担を軽減するとともに、1日の訪問組合員数が増やせるなど、生産性向上を果たすことができています。さらに、組合員の質問に対しても、タブレットで情報にアクセスすることで、その場で素早く答えることができ、サービス品質の向上にもつながっています」と導入効果を説明する。
※JA宮崎経済連(正式名称:宮崎県経済農業協同組合連合会)は、2025年3月1日よりJAみやざきに包括承継されました。
どこでも使いやすいから、幅広いシーンでDXを推進

また、タブレットの使いやすさが浸透するにつれ、当初の想定を超えて利用が広がっている。巣山様は「業務に役立つアプリの利用が増えていますね。例えば、風予報ができるアプリは、台風の多い本県で組合員さんへの注意喚起に役立っているようです。また、選果場など通信回線がない場所でも、タブレットと「KDDI WVS」で社内ネットワークにセキュアにアクセスすることで、場所を選ばず、出荷先の指示などができるようになりました。また、コロナ禍でウェブ会議が必要になった際には、ウェブ会議用端末として大変重宝しました。社員に貸与しているパソコンは社内ネットワークにつながっており、ウェブ会議が増えると帯域を圧迫するおそれがありましたが、タブレットならインターネットに直接接続することもできるので、使用制限なしにウェブ会議が可能になりました」と話す。
黒木様は「来年は、農家経営支援システムの機能拡張を予定しており、営農指導員以外の職員も利用できるようになることから、タブレットの利用もさらに広がると思います。KDDI まとめてオフィスには引き続き、サポートを期待しています」と語る。
宮崎県農協情報センター様のタブレットご利用概要

お客さまプロフィール
社名:株式会社宮崎県農協情報センター
所在地:宮崎県宮崎市霧島一丁目1番地1
設立:1972年4月1日
事業内容:宮崎県下JAグループの事業を支援する情報処理システム及び、農家・組合員への情報提供システムの企画・開発・運用。
社員数:32名(2024年4月1日現在)
URL:https://www.cnt.mz-ja.or.jp/

JAみやざきのITセンターとして設立され「農家・組合員の営農と生活の向上」を企業理念としています。近年では、ICTを活用した次世代農業(スマート農業)の支援及び、JAの事務軽減に向けたDXにも取り組み、事業を通して地域農業の明るい未来づくりに貢献しています。
ご担当者さま

業務部 部長
黒木 賢二様

業務部 業務グループ 基盤運用担当 課長
巣山 幸二様
弊社担当者からのメッセージ

山口里美
KDDI まとめてオフィス西日本株式会社 九州支社
ソリューション宮崎支店
スマート農業の必需品である通信を軸としたタブレットやクラウドサービスのご提案をさせていただきました。お客さまのご理解とご協力がなければ、これまでの運用の細かい調整も実現できなかったと思います。これからもお客さまのお力になれるよう、ご協力いたします。
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