社内ネットワークを全面刷新。
新たな成長へ、確かな基盤を構築。

静岡県の袋井工場と掛川工場において、化粧品・医薬部外品・健康食品の受託製造を行っているフェイスラボ様。多様な要望に柔軟に対応できる開発・製造体制で、100社を超えるお客さまの幅広いビジネスをサポートしている。また、こうした受託製造企業としての事業基盤をさらに強化するために、インターネットVPNを用いていた社内ネットワークと、音声通話環境の全面刷新を断行。安定した快適な通信・通話環境を構築したことで、IT導入による生産性向上やBCP対策強化、さらに幅広い業務の効率化を実現。新たな成長へ向けた確かな基盤を構築することができた。

フェイスラボ様では、インターネットVPNを活用した社内ネットワークの通信品質が事業体制強化へ向けた大きな障壁になっていた。藤田様は「BCP対策のために社内サーバーを専用のデータセンターへ移設することを検討していましたが、従来のネットワーク構成では、通信遅延の恐れがあり決断ができませんでした。さらに、工場へのITシステムの本格導入や、テレワーク時の通信環境の向上など、新たな課題が次々と浮上するものの、複雑化していたネットワークをどのように再構築すればよいのか道筋が見えず、高額になることが予想されたコストもネックとなり解決できずにいました」と当時を振り返る。そんな折、同社の音声通話環境などをサポートしていたKDDI まとめてオフィスが「KDDI Wide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)」を中心としたネットワークの刷新プランを提案。藤田様は「コストも機能も、当社の事業規模に最適であり、サポート体制も信頼できたことから懸案だったネットワークの全面刷新に着手できました」と語る。

袋井工場、掛川工場、東京事業所など、全拠点を「KDDI WVS 2」でつないだことで、拠点間通信もインターネットアクセスも大幅な安定化・高速化を実現。さらに「KDDI Flex Remote Access」を導入することで、セキュアなリモートアクセスも可能になった。藤田様は「テレワーク中のビデオ会議や、ファイルサーバーへのアクセスも快適に行えるようになりました。工場間の通信も安定したので、製造実行システムの本格稼働が可能になり、品質管理部門や製造部門の業務負担を大幅に軽減することもできました。また以前は、Windows Updateの度にインターネット接続が遅延していたため、WSUS（Windows Server Update Services)の導入も検討していましたが、『KDDI WVS 2』にしたことで、その必要もなくなり大変助かりました」と導入効果を語る。

また、同社では音声通話環境の改善にもKDDI まとめてオフィスの商材を活用。「KDDI 光ダイレクト」「KDDI ビジネスコールダイレクト」によって、全拠点を内線で結ぶとともに、スマートフォンの内線電話化を実現した。藤田様は「以前は、拠点間通話を外線で行っていたため、電話の取次を担当していた総務部に多大な負担がかかっていました。しかし今では、相手がテレワーク中でも内線番号でつながるので、取次業務の負担が軽減された上、社員間のコミュニケーションもスピードアップしました」と言う。
さらに、工場への「auでんき」の導入がコスト面で大きな効果を発揮。藤田様は「年間約500万円の電気代を節約することができました。これによって、今回導入したネットワークに加え、今後、利用を予定しているデータセンターのランニングコストがほぼ賄えてしまうので、コスト増なしでネットワーク環境を一新できたと言えます。当社にとって非常に有意義なサービス導入になったと感じています」と笑顔をみせる。

フェイスラボ様の通信・通話サービスのご利用イメージ