野外イベント会場に
安定したネット接続環境を提供。

システム開発から、ネットワークやデータセンターの構築・運用、情報通信機器レンタルまで、多様なソリューションを提供するキッセイコムテック様。その中核となるレンタル事業部では、国際会議や展示会、スポーツイベントなどにおいて、情報機器レンタルからネットワーク構築までワンストップで提供できる唯一無二の企業として、高いシェアを誇っている。さらに同社では、音楽フェスなど野外イベントへの進出も図り、屋外でのインターネット通信手段として「Starlink Business」を導入。独自のWi-Fiネットワーク構築技術などと組み合わせ、野外イベント会場で高まっているインターネット利用のニーズに幅広く応えている。

コンベンションやイベント催事における豊富な実績を背景に、野外イベントへの進出を図る同社にとって、大きな課題のひとつが屋外での通信環境の確保だった。芳澤様は「音楽フェスなどの会場は、携帯電波が入りにくいことが多く、多数の来場者が集中すると通信が輻輳してしまうことがありました。以前は、山中に光ファイバーを敷設したこともありますが、短期設営・短期撤去が求められるイベントでは現実的ではありません。そこで、着目したのがStarlinkでした」と振り返る。
中澤様は「非常に革新的なサービスであったため、日本でのサービス開始とともにStarlinkの個人向けプランを契約しました。しかし、やり直しのきかないイベントビジネスでは故障対応などの迅速なサポートが不可欠であると判断し、KDDI まとめてオフィスから『Starlink Business』を導入しました」と経緯を語る。

「Starlink Business」を中核とした、同社のインターネット接続ソリューションは野外イベントの主催者さまに大好評を得ている。高柳様は「最近のイベントでは物販が収益面で重要になっていることもあり、お客さまが集中しても、電子決済がスムーズに行えることは大きなメリットになっています。また、オンライン会議システムを活用した運営スタッフの情報共有や、オンラインチケットへの対応など、今後も拡大する野外イベントでのネット接続ニーズに幅広く貢献できると思います」と期待を寄せる。
また、山本様は「簡単に衛星とつながる『Starlink Business』の利便性を多分野で活用するために、社内でさまざまな技術検証も進めています。現在は、課題である動画配信を安定的に行うための検証を進め、実現をめざしています」と言う。

さらに、「Starlink Business」は、野外イベントだけでなく、首脳・閣僚級の国際会議にも活用されている。中澤様は「会場内の機器やネットワークを当社で構築しつつ、バックアップ回線として『Starlink Business』を使用しています。重要な会議における万が一の通信トラブルを回避する上で、非常に有効な手段になっています」と語る。
また、芳澤様は「Starlink Business」と自社技術の融合が、今までにないサービスを実現していると言う。「例えば、当社独自の高密度Wi-Fiを構築する技術や、携帯電波など他の通信と『Starlink Business』を効果的に組み合わせる技術を用いることで、千人規模の同時利用が可能になります。今後も自社技術と『Starlink Business』との連携で、多様なインターネット接続ニーズに応えていきたいと思います」と抱負を語る。

キッセイコムテック様の野外イベントにおける「Starlink Business」ご利用概要