医師・看護師の働き方改革へ、
スマートフォンで医療DXを加速
- 社会医療法人財団大和会
- 業種:医療、福祉
- 従業員規模:1,001名~
- 導入サービス:auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI SMARTアドレス帳、KDDI Smart Mobile Safety Manager
2024年10月23日
東京都東大和市と武蔵村山市を中心に、病院、介護老人保健施設、在宅サポートセンターなど13の事業所を運営する大和会様。より質の高いサービス提供と、職員の働き方改革を実現するため、医療DXを積極的に推進。その一環として、医療系・事務系スタッフを中心に約800台のスマートフォンを導入した。従来のPHSに代わってスマートフォンを内線・外線電話として活用するとともに、電子カルテシステムやイントラシステムへのアクセス端末としても活用。スタッフ間のコミュニケーションや情報共有を大幅に効率化し、業務負担を軽減するとともに、医療・福祉サービスの向上につなげている。
導入の狙い
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音声通話中心のコミュニケーションからの脱却、電子カルテシステムとスマートフォンの連携 |
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導入サービス
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auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI SMARTアドレス帳、KDDI Smart Mobile Safety Manager |
導入の効果
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院内コミュニケーションと情報共有の円滑化、業務効率化 |
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回線、スマートフォン、PBXをまとめて提案できる会社はほかになかった
大和会様の武蔵村山病院では、スタッフ間の連絡をPHSによる内線通話で行っていたため、着信の度に作業が中断してしまい、業務効率化の障害になっていた。高草木様は「新たな連絡手段を模索するなかで、電子カルテシステムのアクセス端末としてスマートフォンを導入する計画が立ち上がったことから、スマートフォンに内線電話機能ももたせてチャットなども活用できるようにすることで、院内コミュニケーションを抜本的に効率化するプロジェクトがスタートしました」と経緯を語る。
規模が大きく要件も複雑なプロジェクトとなったが、協働するパートナーはすぐに決まった。佐藤様は「私たちの求める環境を実現するには、PBXと電話回線、モバイル回線、スマートフォンをまとめて再構築し、安定的に運用できるパートナーが必要でしたが、これが可能なのはKDDI まとめてオフィスだけでした。同社のプロジェクトマネージャーが窓口ひとつですべてを管理し、ほかの施設も含めた法人全体の回線・機器構成を再設計してくれたので安心して協働できました。とくに、モバイル回線と既存PBXによる内線網との連携を一社で実現できることから、私たちの細かな要望にも、つねに最適解で応えてくれ、満足できる運用体制を構築できました」と話す。
チャットでコミュニケーションが円滑化、ストレスも軽減
武蔵村山病院では、内線電話用のPHSを廃止して、スマートフォン400台を導入。チャットも利用できるようになり、ストレスのないスムーズなコミュニケーションが可能になった。看護師である赤坂様は「ドクターへの相談や報告が大変しやすくなりました。とくに若手スタッフは、診察や手術などで忙しい先生になかなか電話ができなかったり、電話で指示を受けても専門用語が聞き取れなかったり、心理的な負担も多かったようですが、チャットなら気軽に送信できて、既読になったこともわかるので安心して連絡できるようになりました」と話す。
さらに、音声通話も以前より快適になったという。佐藤様は「PHSは病院内でしか使えませんでしたが、スマートフォンと『KDDI ビジネスコールダイレクト』によって、院外や自宅でも内線番号で発着信ができるようになりました。大和会の別の病院などへ移動中のスタッフや、オンコール※対応中の医師にも、内線電話で素早く連絡がつくようになり、業務スピードや医療サービスの向上につながっていると感じています」と語る。
※医師が緊急時に迅速対応できるように自宅などで待機する勤務形態。
看護業務が大幅に効率化、サービス品質の向上にもつながる
さらに、スマートフォンを電子カルテシステムと連携させることで、大幅な業務の効率化を実現した。赤坂様は「入院患者さまの看護に関わる記録や管理がスマートフォンだけで簡単に行えるようになりました。例えば点滴の3点認証※も、以前はワゴンにパソコンを載せて病室へ行き、ハンディスキャナでバーコードを読み込んでいましたが、今ではスマートフォンのカメラでスキャンしてそのまま電子カルテシステムに登録できます。さらに、定期的に創傷の治癒状況などを写真で記録する必要がある場合、以前はデジカメを用意して撮影し、情報システム課へ行ってデータを電子カルテに取り込んでもらうなど大変手間がかかっていましたが、スマートフォンなら撮影もシステムへの登録もその場でできます」と効果を説明する。また、荒木様は「こうした画像や情報は、入院患者さまごとに作られるトークグループで、関係する医師や看護師、薬剤師に共有されるので、情報共有のスピードと量が飛躍的に高まりました。さらに当院では、分娩監視装置のアプリを導入するなど、スマートフォンを医療DXのキーデバイスとして活用を深め、一層の業務効率化につなげていきたいと考えています」と語る。
※薬剤の投与前に、患者・薬剤(注射・点滴)・看護師の3点に間違いがないかを確認する作業
大和会・武蔵村山病院様の音声通話環境のイメージ
お客さまプロフィール
社名:社会医療法人財団大和会
所在地:東京都東大和市南街1-13-12
設立:1951年
事業内容: 病院、介護老人保健施設、在宅サポートセンターなどを中心とした保健・医療・福祉事業
病床数:武蔵村山病院(300床)、東大和病院(284床)
職員数:1,740人(2023年3月現在、非常勤含む)
URL:https://www.yamatokai.or.jp/
武蔵村山病院、東大和病院を中心に、東大和市と武蔵村山市を保健・医療・福祉の理想郷とすることを目指す『村山大和総合医療福祉センター構想』を推進。数十年先、数百年先も、市民の皆さまが健康で安心して暮らせるよう、地域医療の充実に取り組んでいます。
ご担当者さま
武蔵村山病院
事務部 部長
高草木 正明様
武蔵村山病院
事務部 総務課 主任
佐藤 繁様
武蔵村山病院
法人本部事務局 業務部
情報システム課 課長
荒木 一様
武蔵村山病院
看護師
赤坂 萌子様
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