コミュニケーション改革から始まる
仏教界のDX推進。
- 浄土真宗本願寺派 築地本願寺
- 業種:サービス業(他に分類されないもの)
- 従業員規模:101名~300名
- 導入サービス:Webex Calling、LINE WORKS with KDDI、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、auスマートフォン
2023年06月29日
京都・西本願寺の別院として1617年に創建され、長年にわたって多くの人々の信仰を集めている築地本願寺様。近年では、時代に合わせた『開かれた寺』を目指し、気軽に参加できる『築地本願寺GINZAサロン』のほか、境内にカフェやオフィシャルショップが入るインフォメーションセンターを開設し大きな注目を集めている。また、デジタルを活用して伝道布教を図る『スマートテンプル構想』を提唱し、法要の動画配信などを行うとともに、業務環境の改善にも挑戦。「Cisco Webex Calling」や「LINE WORKS with KDDI」「KDDI ビジネスコールダイレクト」などの導入により、職員間やお客さまとのシームレスなコミュニケーションを実現し、業務効率化と満足度向上を果たしている。
導入の狙い
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職員間や、門徒様・お客さまとの円滑なコミュニケーション環境の構築 |
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導入サービス
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Webex Calling、LINE WORKS with KDDI、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、auスマートフォン |
導入の効果
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情報共有・コミュニケーションの迅速化による業務効率向上、お客さま満足度の向上 |
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スマートテンプルの実現へ、コミュニケーション環境の改善が急務に
築地本願寺様では、多くの職員が広い境内・本堂内の各所で業務を行っている上、都内に5つの分院も構えているため業務連絡や情報共有に時間がかかっていた。安永様は「連絡手段が内線電話だけだったため、職員間の連絡はもちろん、お客さまからの外線着信の転送にも時間がかかり、お待たせしてしまうこともありました。そこで全職員にスマートフォンと『LINE WORKS with KDDI』を導入するとともに、『KDDI ビジネスコールダイレクト』でスマートフォンを内線電話化。コミュニケーションのスピードアップを果たしました」と語る。
また、コンタクトセンターの内製化に際し、お客さまからの着信を担当職員に転送する仕組みとして「Cisco Webex Calling」を導入。安永様は「オンプレミスのPBXが不要で、早期に導入できることが採用の大きな決め手でした。スマートフォンや『KDDI ビジネスコールダイレクト』も含めた音声環境を、KDDI まとめてオフィスに一本化したことで、スムーズな導入・運用ができ大変満足しています」と言う。
お問い合わせに専門職員が即答、コンタクトセンターの対応力を強化
「Cisco Webex Calling」により、コンタクトセンターにおける顧客対応力が大幅に向上。戸見嶋様は「コンタクトセンターの職員ではご回答が難しいお問い合わせをいただいた場合、以前は担当部署の電話番号をお伝えして、お客さまにかけ直してもらっていたのですが、『Cisco Webex Calling』を活用することで、直接担当職員のスマートフォンへ転送できるようになりました。お問い合わせ内容ごとに対応可能な職員によるハントグループを作り、全員のスマートフォンを同時鳴動させることで、お客さまをお待たせせずに回答できるようになりました」と導入効果を説明する。安永様は「コンタクトセンターは、スマートテンプル構想において重要な役割を担うことから、内製化し、機能強化を進めていますが『Cisco Webex Calling』の導入でお客さま窓口としての品質をまたひとつ高めることができました」と語る。
職員間のコミュニケーションも活性化、業務効率が向上
また、「KDDI ビジネスコールダイレクト」によるスマートフォンの内線化が、場所に縛られない多様な働き方を実現。執務室をフリーアドレス化することができ、新型コロナウイルス感染症対策の在宅勤務にも容易に対応できたという。さらに、「LINE WORKS with KDDI」が職員間のコミュニケーション活性化にも貢献。光森様は「スタンプを使って気軽にコミュニケーションができるので先輩との距離感が縮まったように思います。一斉連絡もできるので、地震発生時に本堂内の点検結果をいち早く伝えたり、ご葬儀などで急遽僧侶を派遣する際、チャットでスケジュールの空いている僧侶を募ることで、迅速な対応が可能になりました」と言う。
安永様は「一般企業に比べ、仏教界はデジタル化が遅れていますが、社会が日進月歩で進化するなか、私たちも800年の伝統を守るだけでは生き残れません。今後も、ARを取り入れた施設紹介など、デジタル活用をさらに推し進めていきますので、KDDI まとめてオフィスのご協力に期待しています」と抱負を語る。
築地本願寺様のコミュニケーション環境の概要
お客さまプロフィール
社名:浄土真宗本願寺派 築地本願寺
所在地:東京都中央区築地3-15-1
設立:1617年
事業内容:浄土真宗伝道布教、法要、合同墓、各種アカデミー・講座、カフェ・レストラン運営
社員数:160名(契約社員含む)(2022年2月現在)
URL:https://tsukijihongwanji.jp/
江戸時代に浅草で創建された築地本願寺が、現在の姿に再建されたのは、関東大震災による本堂焼失を受けてのこと。東京帝国大学名誉教授の伊東忠太博士の設計によって、古代仏教建築を模したオリエンタルな外観の本堂となりました。ステンドグラスや数多くの動物の彫刻などが特長で、本堂及び大谷石の石塀と三門門柱が国の重要文化財に指定されています。
ご担当者さま
代表役員 宗務長 安永
雄玄様
伝道企画部 総合企画担当
コンタクトセンター担当
戸見嶋 淳昭様
伝道企画部 情報システム担当
光森 宏明様
担当者からのメッセージ
吉田 仁美
KDDI まとめてオフィス株式会社
営業本部 法人営業5部 営業2グループ
築地本願寺様のスマートテンプル構想にお役立ちすることができ、大変嬉しく思います。引き続き、デジタル化推進にあたってさまざまなソリューションをご提案し、お客さまの事業に貢献できるようサポートさせていただきます。
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