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セキュリティ対策になぜUTMが有効なのか?

セキュリティ対策になぜUTMが有効なのか?

2017年02月08日掲載(2023年11月08日更新)
※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。

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前回では、1台で複数のセキュリティ機能が詰め込まれている『UTM』についてご紹介しましたが、最終回となる今回は、『UTM』の活用例について詳しく説明します。不正利用対策や安全なアクセス環境の構築など、『UTM』が解決できるセキュリティ課題について解説。やるべきことが多いセキュリティ対策について、事例を交えてご紹介します。

目次

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法人口座もターゲットに!不正送金被害

【課題】
不正送金被害やクレジットカードの不正利用をするウイルスを防ぎたい

不正送金の被害にあうのは、今や個人口座だけではありません。企業もその標的となり、被害のリスクにさらされています。どのような手口で企業の口座が狙われるのでしょうか。

インターネットバンキング口座のIDやパスワードをさまざまな手法で盗み取り、利用者の口座から不正送金される被害が発生しています。警察庁が昨年9月に発表した資料によると、昨年上半期の被害件数は、平成27年下半期よりも100件以上増え、857件で、その被害額は減ってきているものの約8億9800万円にも上っています。また、情報セキュリティの大脅威として、内部不正による情報漏えいや標的となる組織企業への諜報活動があり、その中でインターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用が1位となっています。

こうした不正送金や不正利用を防ぐためには、利用者のパソコンにウイルス感染させないことが課題となりますが、レンタルサーバを使用した不正送金事犯の多発や新たな不正送金ウイルスの検出など、新たな手口も発生しているため、さまざまな角度から、かつ最新のウイルスにも対応したセキュリティ対策が求められています。

1台で何役ものセキュリティ機能を発揮する『UTM』なら、ウイルスメールを避ける『アンチスパム機能』やウイルスの侵入を防ぐ『アンチウイルス機能』などで利用者のパソコンをしっかりガード。さらに、最新のサイバー攻撃に対抗する新しい機能を自動でアップデートしてくれるので安心です。

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平成28年上半期の発生状況「警察庁「平成28年上半期におけるインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況等について」

複数拠点に散らばる社内LANも、『UTM』なら1台でトータル管理

【課題】
本社と支店のセキュリティレベルを統一したい

企業の情報システム管理担当の方の悩みとして、本社と他地域の拠点でセキュリティ対応の状況が統一されていないことが挙げられています。各拠点で異なる担当者が各々のルールでネットワーク管理をしているため、各拠点のリテラシーや意識によってセキュリティレベルに格差が生じます。
その状況でもしセキュリティレベルの低い支社のネットワークにウイルス感染があった場合、イントラネットを通じて本社の基幹システムにも影響し、全社を揺るがす被害へと拡大することもあり得ます。

複数拠点のセキュリティ対応を一元管理できる『UTM』なら、本社、支社全拠点のセキュリティレベルを統一することが可能になります。

また情報セキュリティ対策を『UTM』1台に集約することで、コスト削減につながるのも大きなメリット。社内LANを一括で守るのはもちろん、最新のサイバー攻撃に対抗する機能を自動でアップデートしてくれるのでメンテナンスの負担も軽減されます。さらに、『UTM』の導入はインターネットとまとめて利用するのがお得です。料金が割引になるだけでなく、サポート窓口も一元化。万全のサポート体制が整っているので、不安なく始めることができますし、専門の人材を社内で確保できない場合も安心して使用することができます。

安全なモバイルアクセス環境の構築

【課題】
外出先から安心してアクセスできるようにしたい

パソコンやスマートフォンで外出先から社内のメールや資料にアクセスするとき、もしくはこの先アクセスしたいと考えている場合、社内でのアクセス環境と同様に情報セキュリティ対策に注意が必要です。
スマートフォンなどから企業内のネットワークにアクセスしてデータをやり取りしていても、ユーザーIDとパスワードだけでは不安ですし、なりすましの可能性もあります。拠点間や外出先からの通信にも『UTM』が一役買ってくれます。VPNに対応した機種なら外出先の端末と本社間において、暗号化通信により、安全なアクセスが可能です。

現代のビジネスシーンでは外出先からサーバーアクセスができないと、業務効率に影響します。社外からのアクセスの安全確保は、もはや企業に求められる必須の対応といえます。

企業や組織を狙ったサイバー攻撃が増えてきている今、UTMの必要性が高まっています。『社内のセキュリティを総合的に向上させたい』『セキュリティ対応コストや運用管理の負担を削減したい』などのさまざまなニーズを実現でき、1台で何役も活躍してくれる『UTM』。
インターネット利用からセキュリティ対策までワンストップで導入できるKDDIまとめてオフィスの「まとめてUTM」をご検討してみてはいかがでしょうか。

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