多くの企業では社員研修を実施していますが、集合教育には時間と場所の制約があります。多くの従業員を一ヵ所に集めるのは大変難しいことです。この課題を解決するためにも活用したいのが、タブレットとeラーニングの仕組みです。
目次
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新入社員研修...時間や場所を選ばずに効果を上げる
これまで日本企業では、OJT(On-the-Job Training)という現場トレーニングが多いと言われてきました。いわゆる「先輩のやり方を見て、真似して覚える」という手法です。これも必要ですが、スキル習得の標準化と効率化が求められるようになり、講義タイプの『社員研修』が増えています。
一般的なのが集合教育です。新入社員ではビジネスマナー、自社とその商品、セキュリティなどの基本的なことを学びます。さらに、営業や製造、接客などに別れて業務知識を身に付け、現場に配属されます。このような研修内容を電子化し、時間と場所の制約をなくしたのが『eラーニング』です。このeラーニングを、社員個々がタブレットで受講することで、次のようなメリットがあります。
場所を選ばず学習できる
タブレットを利用することで、どの拠点、どの部門の人でも一定の教育を提供することができます。場所や移動にかかるコストを節約できるとともに、時間を調整する必要もなくなります。在宅勤務者などテレワークの従業員でも受講しやすい環境を提供できます。
自分の時間・ペースで学習できるようになる
社員によって能力や目標は異なります。これを一ヵ所に集めて、同じペースで学習させることには無理があります。しかし、eラーニングでは、社員の能力に応じて、習得状況や適正を把握しながら学習を進めることができます。
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コスト削減
集合教育には講師が必要であり、複数回実施することでその分のコストが必要となります。eラーニングにすることで実施回数を減らすことができ、開催に関する費用を抑えるとともに、会場設置などに関する労力や費用を抑えることもできます。
テストで能力の確認
一定時間座っていれば講習完了ではなく、テストで身に付いているかを確認できます。eラーニングでは、テストの添削と判定も自動化でき、講師の負荷を軽減できます。
進捗状況の管理
誰がどこまで進んでいるのか、管理者側で一括管理できます。遅れている社員の原因を探り、上司とともに支援することもできます。
複数店舗/拠点間の社員研修 階層別や職種別研修
新人研修は一定期間本社に集め、集中して行うことが比較的容易です。しかし、現場に配属されてしまうと、皆を同じ時間、同じ場所に集めて教育することは難しくなります。配属後の階層別研修や職種別研修にも、eラーニングは大きな効果を発揮します。
新商品の学習
店頭には常に新しい商品が入荷し、それを顧客に紹介し、説明しなければなりません。店員だけではなく、お客さまへ訪問して、セールスをする営業担当者も商品知識を身に付けなければなりません。
メーカーや代理店から商品説明を直接聞くことができればいいのですが、全員を集めての研修は困難です。ここで推奨したいのがeラーニングです。新商品の知識習得をコースとして作成し、販売担当に配布。受け取った社員は業務の合間や移動時間、帰宅後に学習し、販売知識を身に付けます。最後はテストを行って、終了となります。
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階層別研修
多くの企業では新人研修に続いて、『新人フォロー研修』『若手社員研修』『中堅社員研修』『リーダー研修』『管理職研修』『経営幹部研修』などが繰り返し行われています。皆が集まってモチベーションアップを図ることも大切ですが、可能な限りeラーニングを利用することで、効率化とコスト削減を図ることができます。
この研修も一方的に配信するだけではなく、適宜テストを実施して進捗状況を確認することが効果的です。
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