ホームThink with magazineIT・ICT
ウェビナー参加者のメリット・デメリットとは?ツールの選び方から注意点まで解説

ウェビナー参加者のメリット・デメリットとは?ツールの選び方から注意点まで解説

2021年03月09日掲載(2024年11月25日更新)
※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。

ウェビナーをPCで視聴している人の写真

テレワークの推進や働き方改革などの影響でウェビナーを取り入れる企業が増えています。これからウェビナーを導入するときは、自社にとってのメリットだけでなく、参加者にとってのメリットやデメリットを考慮したうえで導入することが大事です。

この記事では、ウェビナーの種類や特徴、導入するときの注意点を解説します。効果的なウェビナーを導入して、テレワークの課題解決に役立ててください。

目次

ウェビナーとは?

ウェビナーとは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)をかけ合わせた造語で、オンライン上で不特定多数の人に向けて行うセミナーのことです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、セミナーや展示会を開催することが難しくなったこともあり、ウェビナーの注目度が高まっています。

一口にウェビナーといっても、「オンデマンド配信」と「ライブ配信」があり、それぞれ異なるメリットがあります。

オンデマンド配信

オンデマンド配信とは、配信したい動画をあらかじめ録画しておき、動画配信用のサーバに格納して、配信を行う方法です。参加者はYouTubeなどの動画配信プラットフォームや、Webサイトに埋め込まれた動画再生ページを通じて視聴できます。参加者の好きなタイミング、好きなペースで動画を視聴できることが特徴です。

ライブ配信

ライブ配信とは、あらかじめ配信時間を決めておき、セミナーをライブ中継する方法です。リアルタイムで参加者とやり取りできますが、特定時間の視聴となるため、集客活動にも力を入れる必要があります。

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

新しいマーケティング手法として注目を集めるウェビナー

日本で普及し始めたばかりのウェビナーですが、海外ではウェビナーの普及率が非常に高く、ビジネスに活用されています。日本でも新しいマーケティング手法として浸透しつつあり、リモートワークとともに採用する企業が増えています。

ウェビナー参加者のメリット

オンデマンド配信とライブ配信に共通するメリットは、自宅やカフェなど好きな場所で参加できることです。インターネット環境が整備されたところであれば、どこでも参加できます。会場に行くまでの交通費・宿泊費も一切かからないため、対面よりも参加しやすい、遠方から参加しやすいメリットもあります。

ここでは、オンデマンド配信とライブ配信に分けて、それぞれのメリットを解説します。

オンデマンド配信のメリット

録画して動画を配信する「オンデマンド配信」のメリットについて解説します。

いつでも視聴可能

オンデマンド配信では録画済みのコンテンツを配信するため、時間を問わず視聴できます。時間がない場合は、一気に視聴する必要はありません。好きなときに好きなだけ、自分のペースで視聴できることがメリットです。

理解が深まりやすい

気になるところだけ、わからない箇所だけ繰り返し視聴するなど、何度も視聴できることもオンデマンド配信のメリットです。複雑な情報や、一度視聴して忘れてしまった内容も、繰り返し視聴することで理解を深められます。

ライブ配信のメリット

リアルタイムで動画を配信する「ライブ配信」のメリットについて解説します。

リアルタイムに双方向コミュニケーションを取ることができる

ライブ配信中は、配信者と参加者が音声・チャットで気軽にコミュニケーションできます。わからないところがある場合は、配信者にその場で直接質問して疑問を解消できるため、視聴者の理解度はさらに高まります。

参加者同士でのコミュニケーションが可能

配信者だけでなく、参加者同士でコミュニケーションを深められます。参加者と意見交換したり、人脈を広げたりするなど、従来のセミナーに参加するときと同じような感覚で参加できます。

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

ウェビナー参加者のデメリット

オンデマンド配信とライブ配信に共通するデメリットとして、集中力が切れやすく、途中離脱しやすい点があります。ウェビナーは自宅でも参加でき、配信者に気付かれずに途中退場できるため、興味のある内容でない限り、最後までセミナーに集中することは困難です。

また、インターネット環境によって遅延が起きたり、音質・画質が悪くなったりすることがあります。これらのトラブルを100%防止することは不可能です。ここでは、オンデマンド配信とライブ配信に分けて、それぞれのデメリットを解説します。

オンデマンド配信のデメリット

オンデマンド配信は、録画した動画を配信するタイプなので、参加者と距離を縮めにくいデメリットがあります。

コミュニケーションを取ることができない

参加者は録画済みのコンテンツを視聴しているので、わからないことがあっても、その場で質問をすることはできません。双方向のコミュニケーションができないため、疑問点を解消できずに終わってしまうこともあります。

ライブ配信のデメリット

ライブ配信を利用するには環境整備が必要です。リアルタイムの視聴に限られてしまう点も、人によってはデメリットに感じるでしょう。

インターネット環境が必要

ライブ配信を視聴するには、事前にネット環境を整備する必要があります。ネットがないところでは参加できません。オンデマンド配信の場合、配信方法によってはパソコン、スマホ、タブレットに動画を保存していつでも視聴できますが、好きなタイミングで視聴ができないこともライブ配信のデメリットです。

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

ウェビナーの選び方と注意点

企業がウェビナーを導入するときは、参加者にとって使いやすいサービスを選ぶ必要があります。

回線が安定しているサービスを選ぶ

配信の状態が不安定だと、参加者がストレスを感じてしまい、セミナーに集中できなくなってしまいます。配信者に対して不信感を抱く原因にもなるため、回線が安定していて品質の高いサービスを選ぶことが大切です。また、ウェビナーで使用するマイクやカメラもスペックのある高価なものを揃えるなど、設備にもある程度の投資が必要です。

サポート体制の充実したサービスを選ぶ

配信中にトラブルが起きても、すぐにサポートしてくれるサービスなら安心です。インターネット上のトラブルを完全に防止することは不可能なので、事前にトラブルが起こることを想定したうえで、サポートの充実したサービスを選びましょう。

自社でトラブルに対応できない場合は、どのようなサポートが必要になるかを考え、最も適したサービスを見極める必要があります。

双方向タイプを選ぶ

ライブ配信を行う場合、一方的にコンテンツを配信するタイプだと、参加者のリアクションを把握することができません。双方向タイプなら、チャット機能などを利用して参加者とコミュニケーションを取りやすいため、その場に一体感が生まれます。また、リアルタイムな臨場感があるため、参加者が最後まで集中しやすく、途中離脱を防ぐこともできます。

料金プランの選び方に注意する

ウェビナーのサービスには「従量課金制」「月額定額制」の2つの料金プランがあります。開催頻度が決まっていないのであれば従量課金制、頻繁に開催する予定があるなら月額定額制というように自社に適したプランを選ぶことが大切です。最適なプランを選ばないとコスト面で損しやすいので注意しましょう。

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

ウェビナーの導入事例を紹介

ウェビナーはさまざまな場面で利用できます。うまく活用することで、商品や会社に対する好感度も高まります。

自社セミナー、製品説明会

ウェビナーであれば、従来のセミナーよりも安価に開催できます。コスト面を抑えながら何回でも開催できるため、製品説明会などのプロモーションにも適しています。自社セミナーや製品説明会を開催する余裕のない規模の小さな会社も、ウェビナーを活用して製品の認知度を向上できるでしょう。

株主総会

従来の株主総会は、あらかじめ開催場所と日時が決まっており、参加できる人が限られていました。ウェビナーで株主総会を開催すれば、遠方に住んでいる株主にも自社の魅力を効果的にアピールできます。また、演出を凝らした独自の株主総会を作りやすいため、新しいファンを獲得する絶好の機会にもなります。

社員研修

ウェビナーは複雑な動作も動画で説明しやすいことがメリットです。難解な情報も、ウェビナーで視覚的にわかりやすく解説することで、社員が無理なくスキルアップできます。

オンデマンド配信の場合には何度も繰り返し勉強できるため、知識や技術を効率良く身につけられるでしょう。社員の受講状況もわかるため、受講できていない社員をフォローしやすくなります。

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

ウェビナーのおすすめツール

ウェビナーツールは複数ありますが、中でも機能面やセキュリティ面、料金面で優れたツールを紹介します。

Zoom

Zoomは自社の規模に合わせて料金プランを選択できるようになっています。マルチデバイスに対応していることや、誰でも1クリックですぐに会議に参加できるなど、利便性の高さが魅力です。最大1000人まで1つのウェブ会議に参加可能、全ての会議が暗号化されるためセキュリティ面も安心です。

独自の高データ圧縮技術により、ポケットWi-FiLTEなどのモバイル回線でも高品質な画像・音声で利用できるので、取引先との商談や社内でのミーティングなど、さまざまな場面で活用できます。

Zoomのくわしいご紹介はこちら

Cisco Webex with KDDI

Cisco Webex with KDDI」は、インターネット環境のある場所ならどこでもマルチデバイスで簡単に高品質なビデオ会議を利用できるサービスです。

チャット、ファイル転送、画面共有、ホワイトボード機能など、セミナーやミーティングに必要な機能も充実しており、会議だけでなく、テレワークのコミュニケーションツールとしても活躍します。

Cisco Webex with KDDI のくわしいご紹介はこちら

Cisco Webex with KDDIの資料をダウンロードする

Cisco Webex with KDDIの導入事例を確認する

Google ハングアウト Meet(Google Workspace)

最大25人まで参加可能なビデオ会議を利用できるほか、リアルタイムにパソコン画面や資料を共有できます。複数の参加者がドキュメントを同時編集しながら、ミーティングを進めたり、事前にカレンダーやメールでビデオ会議を予約して参加したりできます。

Google ハングアウト Meet(Google Workspace)のくわしいご紹介はこちら

まずはKDDI まとめてオフィスにご相談ください

まとめ

ウェビナーは自社の都合だけで選ぶのではなく、参加者にとってメリットになるサービスを導入することが大事です。配線の状態やサポート体制などを比較して、適切なサービスを見極めましょう。

KDDIまとめてオフィスでは、高品質で安全性の高いサービスを提供し、ニューノーマルなワークスタイルをサポートします。あらゆる課題に対して最適なソリューションをワンストップでご用意しています。ウェビナー開催時のインターネット環境の最適化をお考えでしたら、ぜひ資料のダウンロードをお試しください。

カテゴリ:
ラベル:

※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。