ウェビナーの成功事例を紹介!導入のメリットや成功のポイントもあわせて解説
テレワークやリモート会議が推進されてから一定期間が経ち、ウェビナー(インターネット上で実施するセミナーや講義・講演、研修のこと)を導入する企業も増えています。しかし、導入した全ての企業で成功しているわけではありません。自社でウェビナーを成功させるには導入事例から成功のポイントを知ることが重要です。
この記事では、ウェビナー導入の成功事例を紹介し、導入するメリットやポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
ウェビナー導入のメリットとは?
多くの企業がウェビナーを導入したり、導入を検討したりしているのにはメリットがあるからです。ここでは、ウェビナーのメリットについて解説します。
セミナー開催のコストを抑えられる
ウェビナーを導入すれば大幅にコストを削減できます。ウェビナーなら会議場や会場などを借りる必要がないため、運営側のスタッフ人件費、交通費、宿泊費などのコストも削減可能です。受講者もインターネットの環境さえあればどこからでも受講できるため、交通費や宿泊費などを抑えることができます。
参加者とのコミュニケーションが取りやすい
ウェビナーのライブ配信は、臨場感が参加者に伝わりやすい方式です。コミュニケーションがとりやすくなり、一体感が生まれやすくなります。チャットやコメント機能を活用すれば、参加者が配信中に講師に対して質問しやすくなり、自然と双方向の活発なコミュニケーションが実現されます。
映像や画像などでわかりやすく伝えられる
ウェビナーは、ライブ配信や録画配信で講師が話すだけではなく、パワーポイントなどを利用してスライドを要所々々に挿入していくことも可能です。また、映像や画像などのさまざまなコンテンツを活用すれば、複雑な情報も参加者に分かりやすく伝わります。
ウェビナーの成功事例を紹介
ウェビナーを成功させるには、ウェビナーの成功事例からヒントを得ることが重要です。ここでは、6つのウェビナー導入成功事例を紹介します。
求人媒体業界
求人媒体業界に属している企業では、求人サイトや求人誌の説明会や社内の勉強会を、対面式からウェビナーに変更しました。ウェビナーを導入したことにより、交通費や場所代などの大幅な経費的コストカットはもちろん、準備や片付けに要する時間的なコストも削減できたと実感しています。
ウェビナーの導入により、1つのコンテンツを使い、複数のウェビナーを開催できる仕組みを採用したため、集客力もアップしています。
グローバルメーカー|環境、産業設計業界
環境・産業設計分野で世界15カ国に展開している企業では、ウェビナー導入にあたり不安要素がありました。それは、限られた人員でウェビナー運営が可能なのか、グローバル展開による時差でサポート体制が不十分にならないかといった点です。
導入したウェビナーツールによりそれらの問題を解決し、年12回のウェビナーを開催できるようになりました。また、ライブ配信したウェビナーを録画配信用に編集し、ライブラリーにして活用しています。
グローバルメーカー|実験機器業界
グローバル展開している実験機器メーカーのウェビナーは、研究開発者向けの実験技術向上セミナーをライブ配信しています。機器の説明に終始することなく、実験技術の向上を図るコンテンツを充実させて提供しています。対面セミナーの開催と比べて、より多くの研究開発者へ情報が届くようになりました。
また、録画したウェビナーを実験技術向上のための動画として、オウンドメディアでも提供しています。このようなウェビナーツールやシステムを導入した結果、世界40カ国で約2万人のユーザーを獲得しました。
グローバルメーカー|電子計測器業界
世界100カ国にグローバル展開している電子計測機器メーカーでは、年に1度開催している自社展示会の様子を、ウェビナーを使い同時配信しました。イベント中は、約50の分科会セッションをウェビナーで同時配信しました。この企業の展示会の目的は、アンケートの回答数を増やすことでしたが、ウェビナーを導入したことで回答数が大幅に増加しました。結果として、会場の参加者が約1,500人で、ウェビナーからのイベント参加者は2,000人となり、合わせて例年の2倍を超える集客の獲得に成功しています。
コミュニティサイト業界
コミュニティサイトを運営する企業では、自社システムの利用方法について対面でレクチャーしていましたが、ウェビナーに変更しました。ウェビナーにより、課題となっていた遠方の顧客や勤務時間内に外出が難しい顧客への対応ができるようになっています。また、導入したウェビナーツールのアンケート機能などを利用して、顧客とのコミュニケーションを図った結果、約90%の顧客から高い評価を得ることに成功しています。
飲食店業界
全国展開している飲食チェーンでは、社内教育や情報教育のためにウェビナーを導入しました。課題だった研修に来られないスタッフへの情報共有を解決するためです。導入したウェビナーツールは検索性が高く、カスタマイズできるため、スタッフは配信動画をすぐに確認することができます。ウェビナーの導入により教育コストを削減できただけでなく、スタッフの視聴数も順調に増えて情報共有がスムーズになりました。
事例からわかるウェビナー導入成功のポイント
9つのウェビナー導入事例は、それぞれ導入の理由や導入方法などは違いますが、共通した成功ポイントがありますのでここで解説します。
目的を明確にする
ウェビナーを成功させるためには、目的を明確にする必要があります。開催するウェビナーの目的が定かでなければ、参加者も満足できません。たとえば、社内向けの研修会であれば、従業員の意識向上やスキルアップが目的です。また、社外向けの商品説明会であれば、商品の性能や商品のメリットを明確に伝えることが目的となります。ウェビナーでは、目的に合わせたコンテンツを配信することが肝要です。
配信時間を40分程度にまとめる
ウェビナーの配信時間は40分程度にまとめると良いでしょう。事例で紹介したウェビナーも40分から60分程度にまとめられているものが多いようです。精神学者の樺沢紫苑の著書でも、人間の集中時間として「15分、45分、90分の法則」が紹介されていて、学校の授業でも45分が1コマとして採用されています。
アンケート機能を使って参加者の意見を聞く
ウェビナーでは、アンケート機能を使って参加者の意見を幅広く集めることも重要です。アンケートの回答をもとに、より満足度の高いコンテンツを作成し配信するとウェビナーの成功率は高まります。アンケートの回収率を上げるために、アンケートの回答に対して特典をつける事例もあるほどアンケートは大切なツールです。
参加者がアンケートを回答することにより、見込み客を顧客へ育てる効果も期待できますし、興味を示した参加者が、より理解を深めるためのツールにもなります。
顧客とのコミュニケーションを図る
ウェビナーのライブ配信中では、チャット機能を使って双方向のコミュニケーションを取ることができます。参加者は、疑問に思うことを質問し、開催者はその質問に答えることで参加者の理解度を深めることができます。ウェビナー配信終了後も参加者とのコミュニケーションは継続的に取るように努めることが望ましいでしょう。信頼関係が生まれることで、集客につながるだけではなく、見込み客が固定客になる可能性があります。
録画して再利用する
ウェビナーは、ライブ配信を録画することで録画配信に役立てられます。また、ウェビナーを編集することで営業のツールにもなります。紙ベースやスライドだけでは伝えきれなかった情報も、録画編集したウェビナーを用いることで顧客に伝えやすくなります。また、自社サイトのオウンドメディアコンテンツとして活用することもできます。
マルチ言語化して海外にもアピールする
グローバル展開している企業もウェビナーを導入しています。ウェビナーはインターネット環境があれば、世界中の人々が参加するオンラインセミナーを開くことも可能です。文部科学省の調査によれば、世界の言語別人口は、英語圏・スペイン語圏・中国語圏を合わせるだけで約20億人にのぼります。ウェビナーを活用して、このように大きな商圏をターゲットにできるなら、マルチ言語対応のウェビナーツールを検討する価値はあります。
まとめ
ウェビナーツールの導入は、IT化の加速により欠かせない要素となりつつあります。すでに、大企業をはじめ多くの企業が導入し成果をあげています。自社の目的に応じたウェビナーツールの導入を検討しましょう。
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