テレワークによる働き方が浸透してきた中で、その働き方にストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。この記事は企業の経営層や情シス、総務の決裁者向けに、テレワークによるストレスの原因やその解決策を解説します。テレワークによるストレス問題の解決にぜひお役立てください。
目次
テレワーク環境の整備・構築にお悩みなら、KDDI まとめてオフィスにおまかせください
テレワークでストレスを感じる人が増えている
前述したとおり、テレワークでストレスを感じる人が増えてきています。テレワークはオフィス以外の環境で勤務できる自由な働き方ではありますが、人によってはストレスを抱え込みやすい働き方でもあります。たとえば、テレワークによるストレスが原因で、不安や睡眠障害、抑うつ、頭痛、眼精疲労、慢性的な肩こりなどが起こることがあります。
テレワークによるストレスでうつになる人もいるので、メンタル面のケアは必要不可欠といえるでしょう。また、テレワークを導入することで、メンタル不調が増えたというアンケート調査もあります。
テレワークのことならKDDI まとめてオフィスにご相談ください (無料)
テレワークでストレスを感じる原因
テレワークによりオフィスとは異なる環境で業務を行うことで、さまざまなストレスが発生することがあります。ここからはテレワークでストレスを感じる原因を7つの項目に分け、それぞれ解説します。
1.孤独を感じやすい
テレワークによるストレスの大きな原因が孤独感を感じやすいということです。ひとり暮らしの方は特に話し相手がいないため、孤独感を感じやすいといえるでしょう。会社に通勤しているときは、同僚や上司、取引先と顔を合わせてコミュニケーションをとる機会もありますが、テレワークではその機会もなくなります。
その結果、コミュニケーション不足に陥り、メンタル面での孤独感も影響することで、作業効率が落ちる場合があります。
2.仕事の効率が悪くなる
テレワークでは出社してオフィスで働く場合と比べて、仕事の効率が悪くなる場合があります。なぜなら、テレワーク時は同僚や上司など、人の目がありません。そのため、ほどよい緊張感がなくなり、怠けることがあるのです。
自立的行動が苦手な人は、人の目がないことがかえって仕事の効率を低下させる原因になります。また、人は他人の気配があった方が程よい緊張感で集中できるといわれています。
3.仕事とプライベートが切り替えられない
会社に出社している場合は就業時間が決まっているため、比較的作業を区切りやすいでしょう。しかし、テレワークの場合は切り替えが難しくなり、仕事の時間とプライベートの時間を区別しにくいという問題があります。
オンオフの切り替えができないまま長時間作業してしまい、自分の時間がなくなってしまうことも考えられるでしょう。特に自宅で仕事をする場合は、プライベートと同じ空間にいるため、オンオフの切り替えが難しいといえます。
4.ダラダラと長く作業しがちになる
テレワークの場合、決まった時間に出社して退社するという勤務スタイルとは異なるため、ダラダラと作業をしがちになります。先述にもあったように、上司の目が届かないことや、周囲に人の目がないことが理由としてあげられます。
逆に、上司の目がないからこそ、さぼっていないようにアピールしたいがために、長時間作業してしまう人もいるようです。それが、仕事に対する焦りにつながり、ストレスとなるのです。
5.競争心がなくなる
テレワークの場合は出社するスタイルに比べても、同僚と成績などを張り合う機会が減ります。そのため、競争心がなくなり、モチベーション維持に困る人も一定数います。競争心がなくなることにより、仕事に対するモチベーションが低下し、ストレスに変わるのです。
6.気分転換のタイミングが難しい
テレワークの場合は気分転換のタイミングが難しいため、ストレスをためる原因となります。たとえば、オフィスに出社するスタイルの場合では、お昼休みや帰る途中に気分転換ができますが、テレワークはそれができません。自分から気分転換の機会を能動的につくらなければならず、休むタイミングが難しいといえるでしょう。
7.コミュニケーションが取れない
テレワークではコミュニケーションが取りづらいことがストレスの原因になります。オンライン会議ツールやチャットツールといったコミュニケーションツールはあるものの、仕事上の端的なやり取りに終始してしまい、深いコミュニケーションの機会が減ります。出社するスタイルの場合だと、社内で同僚と気軽に雑談などを行う機会もありますが、テレワークではその機会もありません。
普段の何気ないコミュニケーションが減ってしまうことで、ストレスを感じる人もいます。
テレワークのことならKDDI まとめてオフィスにご相談ください (無料)
テレワークによるストレスの軽減方法7選
テレワークにおけるストレスの原因がわかったところで、以下ではそれらのストレスを軽減する方法を7つ、具体的に解説します。
1.こまめにコミュニケーションを行う体制を作る
テレワークではこまめにコミュニケーションを行える体制作りが大切です。たとえば、職場上で孤独感を感じさせないために、チャットやオンライン会議ツールなどで、こまめにコミュニケーションを取れる環境を整えます。
オンライン上のツールでもこまめに連絡を取り合っていると、人とつながっていると感じ、仕事のモチベーションにつながります。また、チャットツールや電話などで気軽に雑談や相談ができるような雰囲気づくりも必要です。
▸気軽なコミュニケーションを実現する「LINE WORKS with KDDI」はこちら
2.タイムマネジメントをしっかり行う
テレワークの場合、ダラダラと長時間仕事をしてしまったり、つい怠けがちになったりします。そのため、TODOリストやカレンダー機能を活用し、スケジューリングをして時間管理を徹底しましょう。1日の作業量を決めて仕事を行うことが重要です。また、工程管理表なども使用するとより効果的でしょう。
▸スケジュール管理やTODO管理が可能な「Google Workspace」はこちら
3.生活のリズムを整える
出社スタイルからテレワークに移行すると、時間の制限が緩くなり、生活リズムが乱れがちになります。生活リズムが乱れると、生産性が下がりストレスの原因となり得ます。そのため、決まった時間に起床し、始業前に必ず朝食をとるといったように生活リズムをしっかり整え、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
4.相談体制を整える
テレワークによって抱えるストレスや働きにくさなどを、社内で相談できる体制を整えましょう。人は相談できる相手がいるだけで、精神的な負担を緩和できます。定期的に、オンラインもしくは対面で相談できる機会を設けましょう。その機会を活用し、従業員のストレス状態をチェックできます。
5.ストレスチェックをおこなう
ストレスチェックを定期的に行うこともストレス軽減に効果的です。なぜなら、ストレスによるメンタル不調はなかなか発見しにくいからです。そのため、ストレスチェックを定期的に行うことで、メンタルの不調を未然に防ぐことができます。
6.睡眠をしっかりとる
ストレスを軽減するための基本は睡眠をしっかりとることです。睡眠が取れていないと、仕事の効率が落ちるのはテレワークでもオフィス勤務でも同じといえるでしょう。そのため、テレワークでストレスを感じているなら、まず睡眠不足を疑ってみてください。質のよい睡眠のためには湯舟にしっかりと浸かることもおすすめです。そうして質のよい睡眠をとることでストレス解消につながりますし、集中力や生産性の向上にもなります。
7.作業空間を整える
テレワークでストレス軽減するなら、作業空間を整えてみるのもよい方法です。なぜなら、人の作業空間は生産性に大きく関わっているからです。テレワークを行う作業空間が快適だと、仕事も捗りやすく、ストレスも感じにくくなるでしょう。そのため、テレワークでストレスを感じているのなら、作業空間を整えることも方法のひとつです。デスク、椅子、デバイス、照明空調など、快適に働ける環境づくりを目指しましょう。
▸オフィスや在宅勤務時の空間整備ならKDDI まとめてオフィスへおまかせください。
まとめ
テレワークが普及する中、ストレスを抱える人も多くなってきています。ストレスの原因はコミュニケーション不足によるものや、時間配分が取りにくいといったことがあげられます。対策としては、コミュニケーションツールを導入したり、作業環境を整えたり、生活習慣を見直したりしましょう。
コミュニケーションを取りやすい環境作りでテレワークのストレス軽減につなげるなら、「LINE WORKS with KDDI」の導入がおすすめです。LINEの使いやすさをそのままに、ビジネスシーンに適した安全なセキュリティ機能を備えており、分かりやすい組織・メンバー管理ができます。また、チャットだけでなく、カレンダーやドキュメント管理などさまざまな機能を搭載しています。
※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。