GIGA端末をフル活用する授業支援アプリとは
はじめに
全国の学校で1人1台端末が整備され、当たり前になりつつあるなか、多くの学校は「端末を導入するフェーズ」から、「端末を利用し、どう授業や校務に活用していくか。」を検討、実施するフェーズに入っています。さまざまな教育向けアプリがリリースされているなかで、学校現場に寄り添ったアプリである「MetaMoJi ClassRoom」の事例について、株式会社 MetaMoJi様にご紹介いただきます。
執筆協力
会社名:株式会社MetaMoJi
設 立:2009年12月
H P:https://metamoji.com/jp/
紹介文:株式会社MetaMoJiでは、先進的なIT技術をベースに、法人向け、個人向けアプリを開発・提供しています。教育向けには、小学生から大学生まで次世代を担う子どもたちが、幅広い学習形態で、主体的・対話的に深い学びを実践し、ご利用いただけるシステムの研究、開発を行っています。
目次
ICT教育のお悩みは、KDDI まとめてオフィスにご相談ください
ICT活用が進む学校、進まない学校
21年を振り返ると、学校ごとの格差が広がった年であり、格差の要因の一つとしてはニーズにミスマッチな製品を導入したことがあったようです。コロナ対策として急ごしらえで導入した学校と、自校に適したサービスを精査した学校とで差が出たことが要因だったようです。
株式会社MetaMoJiがリリースをしている、授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」はリアルタイムな画面共有や、幅広い学習形態への対応しております。活用している学校の先生方からは、さまざまな好評の声をいただいています。
今回は、「MetaMoJi ClassRoom」を導入して、1人1台端末をフル活用し、充実した学習活動を実現している先行事例をご紹介します。自校に適したサービスの検討やICT環境整備の参考になれば幸いです。
事例① 授業支援システムの長所をすべて備えた『いいとこどり』のアプリ
仙台白百合学園小学校は、2021年に全学年にiPadを導入し、「MetaMoJi ClassRoom」を採用しました。選定の際にはいくつかの授業支援システムを比較・検討し、その結果、「MetaMoJi ClassRoom」は、ほかの授業支援システムの長所をすべて備えた「いいとこどり」のアプリだと考えて採用を決定したと言います。
具体的には、リアルタイムのモニタリング、教材配信のしやすさ、児童から教諭への課題提出の手軽さ、ふせん機能、写真や動画の利用、二次元コードログインなどが高く評価されました。
国語の授業では児童が本を選び、キャッチコピーを考え、「MetaMoJi ClassRoom」上でクラゲチャートを用いて情報を整理しました。教師はリアルタイムで児童の進捗をモニタリングし、必要に応じて支援を行います。
教師が児童の進捗をモニタリング画面で確認しながらアドバイスしている様子
また算数の授業では、「MetaMoJi ClassRoom」を使ってかけ算の考え方を深めていました。
児童は「MetaMoJi ClassRoom」を楽しみながら使っていて、文字やペンの色を自由に変えてノートを分かりやすく書いたりしています。そのノートを見せ合って、お互いの考えを知ることで学びを深めています。また、教諭も、文字の上に貼って答えを隠せるめくり機能や、動画の貼り付けなど、MetaMoJi ClassRoomのさまざまな機能を活用して教材作りや授業の工夫に役立てており、教諭同士で情報交換しスキルアップを図っています。保護者との情報共有にも活用され、児童の成長を共有する手段として利用されています。
児童同士でiPadを見せ合いながら、それぞれの考え方を共有している様子
事例② コロナ禍でも学びを止めるな!オンラインでもできる「普通の授業」
名古屋経済大学市邨中学校・高等学校では、2017年から1人1台のiPadを導入し、2020年春「MetaMoJi ClassRoom」の利用を開始しました。コロナによる約2カ月の休校中「MetaMoJi ClassRoom」を使用してオンライン授業を実施。その結果、勉強の遅れもなく平常通りの夏休みを過ごし、新学期を迎えることができました。
「Zoom」と「MetaMoJi ClassRoom」を組み合わせてオンライン授業を行ったところ、対面授業と同じような「普通の授業」ができたと言います。これを実現できたのは、「MetaMoJi ClassRoom」を使うことによって、離れた場所にいても、教師が生徒1人1人の学習状況をリアルタイムに把握できたり、生徒同士でのグループ学習が可能になったり、教師にも生徒にも負担なく「MetaMoJi ClassRoom」上で課題の配信や提出ができたからでした。
コロナ禍での「Zoom」と「MetaMoJi ClassRoom」を使ったオンライン授業の様子
実際の「MetaMoJi ClassRoom」の画面
グループ全員で書き込んでも色でわかる。生徒同士がわからない所を筆談して進めている。
休校中も教室で机を合わせているのと遜色ないグループワークが可能だった。
通常の対面授業が可能になってからも、授業では「MetaMoJi ClassRoom」を使用しており、これまでにない新しいスタイルの授業が増えていると言います。
例えば、「生徒同士の横のつながり・各々の意見が見えるようになったので、明確な答えがないものは "この子はこんな風に考えるのか・こういう意見があるのか" ということが見えて、読みを深めることができるようになった」と言います。
また、プリントの印刷や配布の雑務がなくなり、多くの先生が授業や課題の準備時間の削減効果を実感しています。
まとめ
「MetaMoJi ClassRoom」 は、リアルタイムなモニタリング、同時共同編集、画面同期、幅広い学習形態への対応、手書きなど、広く深く長く活用し続けるための機能要件を満たしています。
文部科学省が掲げる「個別最適な学びと協働的な学び」に対応し、新しい学びでも継続して活用できます。
「MetaMoJi ClassRoom」は、無料でお試しいただける体験版をご提供しています。また無料オンラインセミナーも随時開催していますので、以下のリンクからぜひお気軽にお申し込みください。
https://product.metamoji.com/education/
さいごに
KDDI まとめてオフィスでは、KDDIが長年培ってきた高品質でセキュアな通信を軸に、教育現場で役立つソリューションを提供しています。通信環境の整備から、ICT教育に必要なタブレット・PCなどの端末や教材も、ワンストップでご提供可能です。
また、導入後の活用についての積極的なサポートや、教員のみなさまを対象にしたセミナーや研修なども実施しております。ICT導入や運用についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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